九州地方でも源泉がおおい場所は大分県にある別府温泉郷でしょう。
別府には八湯あるといわれ、そのひとつである鉄輪温泉は有名な、「地獄めぐり」があることからわかるように一番源泉が多いところです。
泉質は食塩泉(ナトリウムー塩化物泉)が多く、単純温泉、硫黄泉などもあり、高温泉です。効能も湯治のしかたで変わります。
神経痛、リウマチ、肩こりや腰の痛みの効能があるむし湯を筆頭に、打たせ湯の滝湯、砂湯、温泉吸入などがある「ひょうたん温泉」や「鉱泥温泉」など自分にあった湯治のしかたで効能を実感してください。全部試してみるのもいいでしょう。
鉄輪温泉には昔から入湯貸間旅館という宿があります。
これは自炊客向けに部屋や炊事場を提供する宿のことです。また至る所で温泉蒸気があがっています。
その温泉蒸気を「地獄釜」として料理につかう共同炊事場もあります。ここは誰でも使えますので野菜や魚介類などを蒸してみてください。
このように鉄輪温泉は湯治場として長期滞在する人にも便利な温泉です。普通湯治場といえば、山奥の人里離れた場所に一軒、あっても数軒というイメージがありますが、ここは違います。街中にあります。また泉質も湯治方法もいろいろありますので湯治初心者に向いています。
鉄輪温泉には昔から独特のむし湯があります。
これは、狭い石室の床に石菖という植物を敷きます。石菖はお風呂に入れると腹痛や腰の冷えなどに効果があります。石室は地熱で60~70度です。その中で石菖はむぎ茶のような香りを出します。なんかほっとしますね。汗がすぐに出てきます。あとは隣接する内湯に入り終わりす。
むし湯には、発汗作用のほかに新陳代謝がよくなり、体内の老廃物が出ていきます。また温熱効果で鎮静作用が、吸入効果では痰が出やすくなると言う効果があります。
普通のサウナより少し温度が低いので、サウナが苦手な方も安心して湯治にのぞめると思いますが、でも無理は禁物です。
専門家や自分の体と相談しながら行うのが湯治をする際に一番重要なことだと思います。